多摩市は5月24日、市内で4店舗展開する薬局・(株)龍生堂本店(新宿区)と「多摩市地域見守り活動」の協定を締結した。
市では、地域で活動する民間事業者に、地域の一員として声掛け等を通じて住民の変化や困難を早期に発見し、その後の支援に繋げていくことを目的に、見守り活動の協力を呼び掛けている。これまでに、23団体と協定を締結しており、薬局との締結は今回が初。
締結式には、同社の地域医療連携室室長の羽賀正晴氏が出席。「長年地域密着でやってきた。今まで以上に他職種と連携し、より多くの市民の生活サポートができれば」と話した。阿部裕行多摩市長は「長年市内で市民の健康、安心安全に大きな力となってくれている方と今回協定が締結できて光栄」と話していた。
事業制度化1年
この「多摩市地域見守り活動」は昨年3月に事業化され1年が経過。今回の龍生堂をはじめ、配食サービス、コンビニエンスストアなど24の民間事業者・団体と協定を締結している。そうした事業者からは「従業員の中で見守りに対する意識が高まり、些細なことも報告する体制ができた」「従業員の意識が変わってきた」「包括支援センターと気軽に相談できる関係性ができた」といった報告があるという。
市福祉総務課では「これからも、この協定の趣旨を市民に啓発し、皆さんの活動が円滑に進むよう必要な支援を行っていきたい」と話している。
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