阿部裕行多摩市長は6月15日、東京都庁を訪れ、2020年東京五輪・パラリンピックの自転車競技(ロードレース)のコース設定についての要望書を小池百合子都知事宛てに提出した。
東京五輪・パラリンピックの自転車競技コースは、2013年の立候補ファイル提出時点では、皇居外苑をスタート地点に、多摩地域を周回し、途中多摩市内を通って、武蔵野の森公園(府中市)をゴール地点に設定されており、2015年12月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で承認されていた。
そうした中、国際自転車競技連合(UCI)から大会組織委員会に対し「テレビ映えを意識して富士山が見えるコースへの変更を要望している」「6月にも現地を視察し、最終判断をする」という新聞報道があったことを受けて、今回、阿部市長は都庁を訪問。オリンピック・パラリンピック準備局長の塩見清仁氏に小池都知事宛ての要望書を提出した。
阿部市長は「多摩市民にとって自転車競技コースが市内を通ることは、オリンピック・パラリンピックを間近で見て体感できるまたとないチャンスで熱望している」と話し、重ねて「多摩市は多摩ニュータウンとして整備された素晴らしい街並みと多摩丘陵の緑豊かで起伏にとんだ地形をしており、市内を東西に走る尾根幹線道路は多くの自転車愛好家が訪れ、有名な練習コースになっている。コース設定にあたっては、立候補ファイル時のものを基本として検討してもらいたい」と要望を行った。
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