関戸地区の地域福祉推進委員会「まち育てネットワーク・関戸」は6月20日、26人が参加して「防災まち歩き」事業を実施した。
昨年8月に台風9号の影響で地域を流れる大栗川が氾濫危険水位を超えたことを受けて、市制始まって以来、関戸3丁目に初の避難勧告が発令された。そうした経緯をふまえ、今回の事業は、これから迎える台風シーズンに備え、まち歩きを通じて、地域でのつながりを創出すると同時に、災害時のまちの状況を想定しながら、実際に避難経路を歩いて確認を行い、まちの強みと危険個所の把握、情報の共有を図ることを目的に実施された。
当日は、市防災安全課から危険個所や避難時の注意事項等の説明を受けた後、関戸2丁目、3丁目の2グループに分かれ、地図を使って避難経路を確認。実際に、2手に分かれて、まちの強みはどこか、どこが危険個所かをグループで話し合い、確認しながら歩いて回った。
参加者は「関心を持って歩いてみることで、普段気づけなかった危険な個所や高い建物にも気づくことができ、いざという時の知識を得ることができた」「今日のことを参考に、雨の時に道路の水の流れなどを普段から確認しながら歩くと良いかも」と感想を話した。
小林攻洋委員長は「図面で気がつかない危険個所等、実際に歩いてみて気がつくことがいくつもあった。今後も防災の取り組みを企画、実施したい」と振り返った。
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