多摩市内のプールといえば「アクアブルー多摩」を思い浮かべる人も多いのでは。その隣にある総合福祉センターの中にもプールがあるのをご存じだろうか。
このプールは、多摩市の委託を受けて「地域活動支援センターあんど」(多摩市社会福祉協議会)が水中機能訓練を実施している水浴訓練用の温水プールだ。
交感神経に良いとされる33℃〜36℃の温水の中で行われている水中機能訓練は、身体の機能改善、筋力・体力の維持・向上を目的に、水の特性を生かした筋力トレーニング、バランス、歩行の他、個々に合わせたメニューが用意されている。対象は、市内在住で概ね18歳以上の障害者手帳を持つ人で、変形性膝・股関節疾患、脳梗塞・脳出血後の麻痺、パーキンソン病・リウマチなどの疾患・症状に悩んでいる人などが通う。「最初は不安だったけど思ったよりも楽に運動ができた」「ここに通うようになって自宅の階段が上がれるようになった」といった感想が寄せられている。
その他にも、高齢者向けの水中運動教室や、障害を持つ個人や団体への貸し出し、発達の気になる子ども向けに水中運動やレクリエーションも実施。こうした取り組みや専用のプールを持つ自治体は全国でも珍しいという。
10月からの参加者募集
現在、水中機能訓練の参加者を募集中。期間は今年10月〜来年3月までの全21回で、火・木曜日の午前10時〜正午、または午後1時〜15時のいずれか1枠。参加費は無料。申込みは8月25日(金)まで。詳細の問い合わせ、申し込みは同法人管理課【電話】042・356・0307へ。
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