多摩版 掲載号:2017年10月19日号
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広重がくる!本物にあえる!

文化

旧富澤家住宅、図書館本館で

歌川広重「東海道五十三次之内 日本橋・朝之景」=MOA美術館提供
歌川広重「東海道五十三次之内 日本橋・朝之景」=MOA美術館提供
 多摩市では10月22日(日)から31日(火)まで、東京文化財ウィークに合わせて「広重がくる!本物との出逢い〜江戸時代への一日タイムスリップ〜」と題した特別展を旧富澤家住宅(多摩中央公園内)で開催する。

 今回の特別展では、MOA美術館(静岡県)の協力を得て、普段身近で観ることができない「本物との出逢い」による美術・文化鑑賞をと、歌川広重の浮世絵と尾形光琳の屏風を展示。

 22日には、広重の浮世絵「東海道五十三次」の保永堂版実物10点と尾形光琳の「紅白梅図屏風」の複製が展示される(23日以降は広重の同作品の複製10点を展示)。同じく22日には、パルテノン多摩でMOA美術館学芸員による浮世絵の解説・講演も予定されている(時間は右表参照)。

多摩市にも実物が

 市立図書館本館では、連携企画として、広重の関連資料の紹介・展示を10月31日まで実施中。

 実は、市立図書館にも広重の実物の作品が所蔵されており、今回の特別展に合わせて13年ぶりに公開。所蔵されているのは「富士三十六景武蔵多満川」「諸国六玉河武蔵調布之玉川」「名所江戸百景玉川堤の花」の3作品で、1980〜81年度に「地域資料整備事業」で購入されたものだ。「珍しい作品ではないが保存状態も良く当時の多摩の様子が描かれた資料的価値がある」と市教委文化財係は話す。

 また、3会場をつなぐ歩道には、今回の展示作品にちなんだ解説情報と、特別展のポスターを印刷した案内板を8カ所に設置。「案内板を観ながら各会場を回っていただけたら」と同図書館は話している。

図書館に所蔵され、公開されている3作品
図書館に所蔵され、公開されている3作品

多摩市 東京文化財ウィーク特別展「広重がくる!本物との出逢い」

2017年10月22日〜2017年10月31日

11:00開始 〜 15:00終了

23日以降は、9時30分~16時30分

東京都多摩市多摩中央公園

費用:無料

問い合わせ先:多摩市教育委員会教育振興課文化財係

TEL:042-338-6883

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