大和市の職員が18日、市が発注した道路工事の入札で土木会社に便宜を図った見返りとして現金数十万円を受け取った容疑で逮捕された。市は３日後の21日に「市長コメント」をホームページ上で発表した。その内容は次の通り。
「平成23年11月18日、本市職員が収賄容疑で逮捕されました。このことにより市民の皆様の信頼を損なうこととなり深くお詫びいたします。現在は事実関係を確認中ですが、今後、詳細が判明し次第、厳正に対処するとともに、職員の綱紀粛正の徹底を図ってまいります」。
大和市総務部によると、市では職員逮捕の直後から、契約事務を所管する井上昇副市長を筆頭に総務部を中心とした幹部職員が事件の情報収集にあたっている。市では「現時点（22日取材）では事件前後の契約内容を精査しつつ、本人からの聞き取りの機会をうかがっている段階。今後は事件の全容について予断を挟まず、能動的に確認作業を進めていく」としている。
その上で、再発防止策の検討をはじめ、本人や当時の管理責任者を含む関係職員の処分も視野に入れ、厳正に対処する方針。
特別職の市長の処分は、市長自らの判断に委ねられることになる。
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