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エコチル調査 子どもの未来をプロデュース 一緒に作ろう 健康に育つ環境
日常の中で触れる化学物質や生活習慣が、子どもの成長にどう関係しているのかを調べる全国プロジェクト「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)が開始され1年。そこで、エコチル調査かながわユニットセンター長の横田俊平教授(小児科)と副センター長の平原史樹教授(産婦人科)、川上ちひろ講師にインタビューした。
◇ ◇
――どうして、エコチル調査が必要なのですか?
平原―私が勤務する横浜市立大学には、日本で唯一の先天異常集計解析センターがあります。現場でも感じていることですが、センターの数字からも先天異常の子どもが増えていることが分かります。環境物質が影響していることは明らかですが、生活の中には様々な化学物質が存在しているため、原因を特定しにくい。だからこそ、全国的・長期的な調査が必要です。
横田―日本は2500g以下の低体重で生まれてくる赤ちゃんが10%以上もいます。これは欧米の5%程度に比べ異様な数字。一因には、お母さんの過剰なダイエットや栄養の偏りが考えられますが、食品添加物や農薬など環境物質の影響も無視できません。
川上―県内の調査対象地域は横浜市金沢区・大和市・小田原市で、13年間にわたり調査します。
横田―原因は非常に複合的ですから、長期的に調べないと分からないんです。胎児から体の基礎が出来上がる13歳まで見ることで、複雑な要因を少しでも解明できればと思っています。
――参加型なので、市民の協力が不可欠ですね。
平原―「調査・研究」と聞くと堅苦しいイメージを持つかもしれませんが、これは次世代の子どもが健康に生活できる環境を作るために必要なこと。極力参加者に負担がかからないようにしているので、ぜひ協力していただきたいですね。
横田―キャッチフレーズは「あなたと赤ちゃんが子どもの未来と環境をプロデュース」です。一緒に悩みながら、よりよい未来環境を築いていきましょう。
■(問)神奈川ユニットセンター事務局【電話】045・782・2770(平日午前9時〜午後5時)
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