大和版 掲載号:2012年6月8日号

被災地での支援活動を続けている街の歯医者さん

稲葉 浩明さん

中央林間在住 51歳

「人のため」が家族のため

 ○…「マイホームパパにはなれなかったですね」。その笑顔からは強い意志がにじみ出る。40年以上携わってきた『ボーイスカウト』について「簡単にいうと社会人育成です。社会のために何ができるか。そんなことを常に考えているのが私たちボーイスカウト。被災地でボランティア活動する人たちには、私服で参加しているボーイスカウトの人も少なくないと思います」

 ○…1960年に東京都世田谷区に生まれた。南林間で歯科医院を開業する父母、弟の4人家族で育った。鶴間中から希望ヶ丘高、日大松戸歯学部を経て歯科幹部候補生として自衛隊に入隊した。そんなある日、60歳の若さで父が突然、他界した。葬儀での千人を超える参列者に衝撃が走った。「父の死をあんなに多くの人が惜しんでくれた。それをまざまざと見せつけられました」と当時を振り返る。ボーイスカウトに没頭し、歯科医としての診察時間や家族との時間を割いてまで注力した父の死を受けて、94年に南林間に戻った。

 ○…大和市におけるボーイスカウトの草創期に尽力した父。その導きで、大和第2団のカブスカウトに入隊。ボーイ、ベンチャー、ローバーを経て現在は大和第6団の指導者として活動する。一方で神奈川県連盟にも活動の域を広げ、中越地震以降、県単位の被災地支援組織の立ち上げに参加し運営から実働まで中心的な役割を果たしている。

 ○…阪神淡路大震災が復興支援の原点。「何もできなかった」という苦い教訓から、中越地震と中越沖地震での被災地支援を通じ、ボーイスカウトとして組織での活動体制の重要性を提唱してきた。そんな中、「被災地での、我慢する子どもの姿」に自然と目が留まった。東日本の被災地ではそんな子どもたちに視点を置いた活動を続けている。特技は「子どもを遊ばせること」。ボーイスカウトを続ける高校生と小学生の愛娘2人と妻に見守られながら、「ひとのため」に活動する。
 

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