大和市は、開会中の市議会9月定例会に、総額3億5966万円の一般会計補正予算案を提案している。補正予算には、スクールソーシャルワーカーの増員や大和市社会福祉協議会の移転に関連する費用も計上されている。
今定例会に市が提案している補正予算案には、市庁舎施設大規模改修事業として320万円が計上されている。
事業名からは想像しがたいが、この予算は大和市保健福祉センター5階の市保健福祉部と、2階にある市こども部の機能を拡充させるための費用。
市が鶴間の旧地域医療センターを分庁舎として改修整備し、保健福祉センター4階にある大和市社会福祉協議会事務局と大和市老人クラブ連合会の事務局機能などを、来年10月をめどに移転させる方針。
9月補正では、旧地域医療センターの改修に向けた設計費を計上した。来年9月までに改修工事を完了させる見通し。
補正予算案にはほかにもスクールソーシャルワーカーを増員するための289万円が計上されている。
スクールソーシャルワーカーは、学校に関わる社会福祉士または精神保健福祉士の有資格者で、いじめや不登校などの問題を子どもの生活環境など外的要因から解決に導くことが目的。
大和市には現在、週2日勤務の非常勤スクールソーシャルワーカーが1人いるが、10月からは週4日勤務できる非常勤特別職2人を配置する。
生徒が抱える問題を心理面から支援するスクールカウンセラーと並び、いじめや不登校などの問題解決が期待される。
9月補正予算案は今月5日からの文教市民経済、総務、厚生の各常任委員会で付託審査が行われ、いずれも原案通り可決された。9月26日の本会議で各委員会の委員長報告が行われ、討論を経て採決される。
|
|
<PR>
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>