神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2012年9月28日 エリアトップへ

見守り協定締結 事業者が孤立死や徘徊(はいかい)に目配り

社会

公開:2012年9月28日

  • LINE
  • hatena
18日に市役所で行われた調印式
18日に市役所で行われた調印式

 大和市が地域の事業者に協力を求め、高齢者や障がい者などの生活を見守る協定が、18日と19日に相次いで締結された。

 市と協定を結んだのは東京ガス(株)神奈川西支店(伊藤高則支店長・藤沢市片瀬)と東京ガスグループの「(株)キャプティ・ライブリック」東京ガスライフバル相模大和(清水康雄支社長・大和市鶴間2丁目)、郵便事業(株)大和支店(大河浅雄支店長・大和市深見西3丁目)、郵便局(株)大和市内郵便局(大和部会)の4事業者。

 協定締結の背景には高齢化社会があり、認知症による徘徊(はいかい)や生活困窮による孤立死などの社会問題を、市内をきめ細かに回る事業者の目配りで早期発見するねらいがある。

 市によると、大和市内のひとり暮らしの高齢者は約4300人。認知症で徘徊する可能性がある人として約130人が市に登録されている。平成23年度の1年間でPSメールや行政防災無線で捜索を呼びかけた徘徊者数も50人にのぼり、集合住宅などでは孤立死の事例もある。

 大和市ではこのようなケースを防ぐため、周囲の異変に気付いた際に速やかに対応できる体制をつくろうと、今年度に入り地域内の事業者との間で協定の締結を目指していた。

 協定書には、事業者がガスの検針や郵便配達などの通常業務をする中で「郵便ポストに郵便物や新聞がたまっている」など、市民の生活環境が日ごろと異なったり、徘徊者と思われる人がいることに気づいたりした場合、市へ通報するなどの内容が盛り込まれている。

 各社との協定締結式で大木市長は「一人でも多くの人たちが地域で生活する高齢者や障がい者などに関心を持っていただくことが重要。日ごろの業務の中で多くの市民と接する皆さんが見守ることになり心強い」と述べた。

 東京ガスライフバル相模大和の清水支社長は「現場の社員一人ひとりにこの協定の趣旨を理解してもらい、充実した協力体制をつくりたい」とし、郵便事業(株)の大河支店長は「全世帯を集配するネットワークを生かし、業務だけでなく市民の皆さんに役立てるよう付加価値を高めたいと思います」と話していた。

 こうした取り組みは神奈川県庁でも今年6月から始まっている。県は、全県下で個別の自宅を訪問するLPガス事業者や新聞販売店、水道事業者の団体と同様の協定を結んでいる。
 

綾瀬スマートIC近く家族葬式場

樹木葬と家族葬「ゆかりえ」 ~グリーフケア~感謝で送る家族葬

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

大和版のトップニュース最新6

新規就農者を支援

大和市

新規就農者を支援

担い手不足・離農に対策

4月26日

5年ぶりパレード復活

大和市民まつり

5年ぶりパレード復活

総勢1700人が参加

4月26日

成年後見の窓口を新設

大和市社協

成年後見の窓口を新設

月2回、専門家も対応

4月19日

助成申請は226件

自転車用ヘルメット

助成申請は226件

努力義務化から1年

4月19日

全国俳句大会で最高位

下鶴間在住佐藤直哉さん

全国俳句大会で最高位

3万句超、2人の選者から

4月12日

部活動の地域移行を推進

大和市

部活動の地域移行を推進

日体大と連携協定

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演 大和市文化

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

大和版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook