子どもたちを対象に「お届け楽器探検隊」を主催した 小林 三夫さん 大和東在住 65歳
熱意は、熱意で返ってくる
○…12月8日に大和小と大和東小学校地区のこども70人を対象に、プロの音楽家たちによるヴァイオリンやサックスなどの楽器を触わる「お届け楽器探検隊」を主催した。深見中原子ども会が呼び掛け、学区を超えて9自治会が協力。「親子の参加も多く、特にお父さんがはりきっていた」と嬉しそうに振り返る。はじめて触る楽器に、子どもも大人も大興奮。「楽しげないい音が出ていた。未来の音楽家が生まれるかもしれない」と目を輝かす。
○…綾瀬市の総務部長などを歴任して、定年後の3年間は綾瀬市文化会館の自主事業協会事務局長として勤務した。市民参加ミュージカルなど音楽を通じた生涯学習にも取り組んだ。「もっと気軽に芸術に触れる場が欲しい」と、3年前に自宅に多目的の「ウィーンホール」を建設。市内外の若手の音楽家に声をかけ、月1回のコンサートを続けている。「30歳以上も年下の仲間たちと企画を練ることで、新鮮でいられる。それが元気の源」と笑顔。
○…油彩画家がもうひとつの顔。長野県佐久市が生まれ故郷。小学校3年の時に、浅間山をスケッチに訪れていた画家・小山敬三氏と出会った。「初めての油絵が面白くて、見ていたら筆をくれた」という。絵への興味が一気に湧き、才能は開花。21歳の時、「第一美術展」での入選を皮切りに、国内外の公募展でも活躍するように。仕事を続けながらも筆は休めず、62歳の時、ルーブル美術館でサロン展を開く夢を叶えた。「一度の人生、チャレンジし続けなきゃ意味がない。死ぬまで描き続けたい」
○…「若い人に負けないためにはまず体力」と、趣味はスキー。子どもの頃から雪山で慣らした腕前はピカイチ。シーズン中は一人でも必ず滑りに出かけるそう。今一番の楽しみは、近隣に住む1歳8カ月の孫の成長だという。「これから言葉を覚えるところ。何をして遊ぼうか考えるだけで幸せ」と頬を緩ませた。
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