大和駅東側第4地区再開発ビルに芸術文化ホールなど5つの公共施設を整備する計画で、大和市が4日、大和市議会(大谷仁議長)に2月中の臨時会開催を要請していたことが分かった。
大和市議会事務局によると、1月4日に市総務部から臨時会開催の要請があった。上程議案は第4地区に関連する補正予算案になる。これまでのところ2月13日に1日の会期で本会議を開くよう調整している。
同事務局では、1月7日に市議全員に文書で日程確保を依頼。市長による招集告示を受けて、2月7日に市議会議会運営員会(菊地弘委員長)を開いて日程を決める予定だという。
債務負担行為
第4地区での計画を所管する街づくり計画部は本紙の取材に「何も話すことはない」と、事業の進ちょくや補正予算について明言を避けているが、複数の関係者によると、再開発ビルを組合から買い取るために必要な予算措置(債務負担行為の設定)について審議される公算が大きい。
予算規模について市は昨年2月に策定した施設基本計画で「約109億円と推定」としている。一方で基本設計を進める組合側は、昨年2月の特定業務代行者の応募手続要領の概算資金計画で保留床処分金約109億円、補助金約11億円の収入を見込んでいる。
臨時会を前に市は市議会各会派に議案に関する説明を開始しているが、その内容や予定については「一切話せない」(街づくり計画部)と口を閉ざしている。
市民への情報提供について市街づくり計画部は「必要な情報は適時提供するが、現時点では何も話すことはない。12月議会で答弁した通り」としている。
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