視覚障害者に向けた朗読・録音を行う「録音奉仕会こだま」(島元美智子会長・16人)は、大和市保健福祉センターを拠点に活動するボランティアグループ。
新聞などに掲載されている情報を録音テープにして、市内に住む15人の視覚障害者に毎週届ける活動を20年以上続けている。その内容の特徴は、身近な情報を集めている点。
活動のきっかけは、「広報や議会だよりなどの録音はあるが、もっと気軽な情報もほしい」という視覚障害者の声からだったという。
録音テープは、毎週金曜日に制作。各会員が1週間の内で新聞の地域欄などに目を通し、「面白い」と思った情報を自分の声で録音し、会合に持ち寄る。その分野は政治、経済から料理まで幅広い。編集会議を経て、1分から2分程度のネタを60分のテープにまとめる。タイムラグを減らすため、その日の内にポストに投函するのが決まり。
利用者からは、「市内の情報はもちろん、地域のコンサートなど身近な情報がうれしい」と喜びの声も。島元会長は「毎日が楽しくなる情報を届けたい。要望があれば、今後も続けていきたい」と話している。
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