大和市教育委員会(石川創一委員長)は21日、短時間のうちに重篤化する食物アレルギー反応について学ぶ研修を大和市立柳橋小学校(天野哲生校長)で開いた。研修には同校の教職員ら30人が参加した。
じん麻疹や腹痛、嘔吐、呼吸困難などが同時に発症する食物アレルギーは「アナフィラキシー」と呼ばれ死に至ることもある。昨年末には東京都調布市で小5の女児が死亡する事故もあった。こうしたなか市教委では市立小中学校全28校での研修実施を決め、この日が最初の実施となった。
この日、講師を務めたのは大和市立病院小児科の早野聡子医長ら3人。「ぼーっとしている、顔全体が腫れているなどの症状は特に危険な兆候」など、アナフィラキシーの症状と発症時の対応について説明。発症時に補助治療剤として使う自己注射薬「エピペン」の使用方法も解説した。
参加した柳橋小の櫻井知美さん(26)は「呼吸器系の症状が出た場合はすぐに救急車を呼ばなければいけないことがよく分かった。今回学んだエピペンの使い方などをいざという時にいかしたい」と話していた。
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