大和市自治会連絡協議会(高橋輝久会長)が22日、市議会議員との懇談会を初めて開き、自治会への加入促進対策などについて意見を交わした。自治連からは役員11人、議会からは大谷仁議長ら議員27人が出席した。
市役所5階の全員協議会室で行われた懇談会は、【1】行政からの依頼事項の増加、【2】役員の高齢化による自治会役員の担い手不足、【3】自治会加入のメリット、デメリット―の3つのテーマに沿って行われた。
自治連側は「回覧や行事など行政からの依頼事項が多すぎる」「どんな事業が会員の安全や安心に役立つか悩んでいる」「役員をくじ引きで決めるケースもあり活動の意識低下が心配」「番地が混在する下鶴間地区の住居表示を改善して欲しい」などと課題や問題、要望などがあがった。
議員からは「自分も会長をしていたので負担への気持ちはよくわかる。行政は自治会対策課などを新設するべき」「少子高齢化に対応する自治会組織の充実が必要」「回覧などにネットも活用しては」「寄付金などの集金業務が活動の負担にもなっている」などとの意見や指摘も相次いだ。
自治連の高橋会長は「初めての試みだったが有意義だった」とし、大谷仁議長は「双方にとっていい機会だった。今回は自治連の主催だったが、議会基本条例に基づいて議会が主催する意見交換会の参考にもなった」と話していた。
大和市内には2013年10月現在で10万610世帯あり、自治会に加入しているのは69851世帯(69%)。自治連事務局に残る記録によると、ピーク時の1983年には全世帯の87%が加入していた。
自治会に関する問い合わせは大和市自治会連絡協議会【電話】046・260・5130へ。
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