厚木基地爆音訴訟 自衛隊機の夜間飛行差し止め
国を相手取り、騒音被害による「損害賠償」と「飛行差し止め」を求めた第4次厚木爆音訴訟の判決が5月21日に横浜地裁で言い渡された。米軍機の飛行差し止めは退けられたが、全国で初めて原則的に自衛隊機の夜間飛行差し止めが命じられた。原告団の藤田栄治団長(80)は本紙の取材に対し、「自衛隊機の夜間飛行の差し止めは厚木だけの問題でなく、全国的にも画期的な一歩。大きな運動のうねりになる」と語った。
第4次厚木爆音訴訟は、厚木基地周辺の住民ら6130人が原告となり2007年に横浜地方裁判所に提訴した。08年には924人の追加提訴を加え、総原告数7054人になった。
今回の判決では、行政訴訟による自衛隊機の夜間(午後10時から翌午前6時)の飛行差止めと過去分の損害賠償約70億円の支払いが命じられたものの、米軍機についての飛行差し止めと将来請求は認められなかった。
原告団は27日、夜間の騒音の大半を占める米軍機の飛行差し止めを求めて、今後、東京高裁に控訴していく方針を決めた。
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