女子サッカーチーム「大和シルフィード」トップチームのキャプテンを務める 大友 彬乃さん 川崎市在住 24歳
「夢の舞台」へ挑戦中
○…女子サッカーの最高峰である「なでしこリーグ」入りを目指して結成された「大和シルフィード」トップチーム。2度のセレクションを経て集まった23人のメンバーは、16歳の高校生から40歳の社会人までと個性派揃い。そのチームを、持ち前の明るさとひたむきなプレイでけん引する。現在チームは神奈川県リーグ1部に所属。なでしこリーグまでは長く険しい道のりだが、「大好きなサッカーが出来る幸せを、毎日かみしめています」と微笑む。
○…3歳年上の兄の影響で小学校からサッカーを始めた。「色々な技が出来るようになると兄が自慢してきて。それが悔しくていつでもボールを蹴っていた」と笑う。その後もサッカー一筋。湘南学院高校、日本体育大学への進学も、サッカーが出来る環境で選んだという。一昨年に大学を卒業。一度は選手生活にピリオドを打ったが、指導者を目指して小学生のコーチを務めているうちに、プレイする楽しみをじわじわと思いだした。「もう1度、選手をやりたい」。そんな時、耳にした大和シルフィードのセレクション。即座に挑戦することを決意した。
○…2つの飲食店でアルバイトをしながらサッカーを続ける。練習は仕事後、疲れた体に鞭を打って駆け付ける。土日には公式戦などが組まれ、完全なオフはほとんどない。そんな時の息抜きは自転車に乗ること。晴れた日に、好きな音楽を聴きながら川沿いの道を走っている時間が最も好きだという「リラックスとトレーニングも兼ねているから一石二鳥ですね」
○…チームはまだ始まったばかり。専用の練習グラウンドもなく、社会人もいるため全員が毎回集まれるわけでもない。ただ、周囲の人たちの期待と支えが、背中を押してくれていると感じる。「私たちに出来るのは、一歩ずつでも結果を残していくこと。これほどやりがいを感じられるチャレンジはないですよ」。目を輝かせて語った。
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