大和駅東側再開発ビル 建設工事始まる 計画から20年を経て起工式
大和駅東側第4地区市街地再開発組合(蒲生文衛理事長)は2日、大木市長や近隣の自治会、商店会などから約90人を招き、公共施設を含む再開発ビルの起工式を大和駅東側プロムナード南側の建設地で行った。
建設工事が始まった第4地区再開発事業は、1994年に地元研究会が発足。99年に準備組合、翌年には地権者の3分の2以上が賛成して再開発組合が設立された。当初は、住宅と店舗が入居する再開発ビルを建設する事業計画が進められてきたが、経済状況の悪化に伴い着工直前に再検討を余儀なくされた。
一方、老朽化した生涯学習センターホールの建て替えという長年の懸案事項を抱えてきた大和市が、芸術文化ホールを含む複合公共施設を中心とした整備計画を2009年に再開発組合に提案。これが了承され、12年5月に特定業務代行者の選定、同年8月に特定業務代行基本契約を締結。権利変換計画認可に向けた事業を進めてきた。
以降、協議・調整を行い関係利権者全員の同意を得て、13年12月に神奈川県より権利変換計画認可を取得。権利者から建物等の明け渡しを受け、今年1月から3月にかけて施行地区内の既存建物などを除去し、4月から6月にかけて道路閉鎖に伴う路盤の撤去や既存インフラの撤去、整地工事を完了させた。
16年のオープン目指す
再開発組合事務局によると、施設概要は地上6階、地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート造。延床面積は約25902平方メートルで、大和市が約9割を保留床として取得し、芸術文化ホール、図書館、生涯学習センター、子育て支援施設を整備する。 工期は2016年7月まで。オープンは同年中を予定しているという。
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