市民劇団・演劇やまと塾の代表を務める 上原 慶子さん 下鶴間在住 64歳
新しい自分こんにちは
〇…「市民劇団として今年で発足8年目。団員も役者が板についてきた頃合い。今なら色々な事にチャレンジできそう」。今年4月に新代表に就任し、7歳から70代まで19人の団員をまとめる。8月31日には保健福祉センターで就任後初の公演を控える。パン屋での騒動をコメディタッチで描く内容から、南林間の「パン工房・麦の香り」とコラボし、オリジナルのパンも作成した。「これぞ地域密着という舞台にしたいですね」と意気込む。
〇…演劇を始めて9年。きっかけは、演劇やまと塾の前身でもある大和市が主催した演劇ワークショップ。「ずっとお芝居をしてみたかったけど機会がなくて。団員募集に今しかないと飛びついた」。初舞台はセリフも少ない小さな役だったが、600人の観客を前にした瞬間、心がはじけた。「新しい自分に50代で出会えた。私ってまだまだいけるじゃない」と、以来すっかり演劇のとりこに。
〇…東京都出身。兄と妹に挟まれた長女。持前の明るさと面倒見のよさで学級委員などにも任命されるしっかり者。理数系が得意だったことから、大学は農学部に進み、大豆たんぱく質からチーズを作る研究に没頭。「白衣にビーカー。今で言う『リケジョ』の走り。新しいものを作るのって本当に面白い」。卒業後は大和市の教員に採用され、今年の3月に退職するまで約40年間にわたり中学校の理科を担当。「あの近藤真彦さんも、河村隆一さんも教え子。ちょっとした自慢です」と笑う。
〇…夫と息子と娘の4人家族。家族旅行は、テニスやスキーなどアクティブ派。「家族の応援があるから今が充実している。私の宝物たちです」と目を細める。「新しい事への興味が湧いてきて尽きない」と3年前からはオペラを習い始め、現在はイタリア語の巻き舌と格闘中。「笑顔とパワーをたくさんの人に届けること。それがこれからの人生の生きがいです」と微笑んだ。
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