大和阿波おどりに企業連(れん)で参加し26年目を迎えた(株)ガスターの社長を務める 渡辺 尚生さん 62歳
踊りで培われる連帯感
○…関東三大阿波踊りで名高い「神奈川大和阿波おどり」。7月25・26日の本大会に今年も総勢約160人という最大規模の”連”で参加する。1990年に初参加して今年で26回連続出場。「3年前に社長に就任した際の引き継ぎにも阿波踊りのことがありました。会社にとっても一大イベントです。ふだんお世話になっている地域の方との交流を深め、踊りを通して社内にも一体感や連帯感が生まれます」と参加する意義についてにこやかに話す。
〇…ガスターは東京ガスなどの子会社として1959年に創立。生産拡大に伴い67年に大和市に移転した。給湯器の製造企業で、製品は東京ガスやリンナイ向けの供給が大半を占める。従業員約千人の会社で阿波踊りは新入社員教育の一環として必修項目にもなっている。踊りの習熟度により1軍から3軍までのメンバーで構成されるという伝統の”企業連”。本番を前にし、仕事を終えて社員食堂で練習している若手たちの輪に、社長もTシャツ姿で気軽に加わる。社の行事を紹介する表情は、穏やかななかにもエネルギッシュなものが満ちている。
〇…1952年生まれ、東京中野区在住。東京大学工学部を卒業後、東京ガスに入社した。情報通信部長、総合研究所長などを経て、09年には常務執行役員、技術開発本部長兼IT本部長に。12年に退任し、同年、ガスターの代表取締役社長に就任した。「出張などで訪れていたので以前から阿波踊りをやっていることを知っていました。東京ガスでも催事などを率先して企画していたタイプです。いま、熱心にやっているといっても、あいつならやるだろう、とみんな思っていますよ」と朗らかに語る。
〇…趣味はクラシックを聴くことや歩くこと。最近は能を観るのも楽しみだ。スポーツ観戦にも積極的で大和シルフィードの応援にも駆けつける。当日は自ら踊り、社員、OBらと一緒に沿道を練り歩く予定だ。
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