認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指し、日本国内を認知症の人が仲間とともに1本のたすきをつなぐ「RUN伴2015」。9月21日(祝)には大和市から約100人のランナーが参加し、市内を縦断する。
NPO法人認知症フレンドシップクラブが企画主催し2011年にスタートした「RUN TOMO―ROOW」(略称RUN伴)は、ボランティアで運営されているランニングイベント。
年を追うごとに「我が町でも行いたい」とルートが拡がり、2014年には北海道から広島まで約2500Kmもの距離をつないだ。
大和市内でも3年前に初めて開催されて以来、年々参加者が増え、今回、認知症の人やその家族、支援者ら100人が参加する一大イベントに成長した。
また今年は、町田から御殿場エリアのリーダーを市内高齢者施設「ゆらり大和」の野間康彰施設長(42)が担当する。野間さんは「認知症は他人事ではなく身近なテーマ。関心をもってもらうきっかけになれば」と話している。
視覚障がいを持つ人も参加
今回、大和エリアとしては初めて、視覚障がいを持ったランナーも参加する。中央に住む下田智さん(60)は、マラソンの伴走ボランティアを探していたところ、「RUN伴」の存在を知り、参加を決めた。
下田さんを支援する有志のランナーが野間さんを中心に集まり、今年5月から大和スポーツセンターを会場に練習を開始。下田さんは「みなさんが一緒に走ってくれる事に感謝します。イベントを楽しみたい」と話している。
参加者は認知症応援カラーであるオレンジのTシャツを着用し、中央林間駅を午後3時に出発し、大和駅、桜ヶ丘中央病院を通過する。大和市を縦断し、藤沢市にたすきをつなぐ。
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