東京都渋谷区の金王八幡宮秋の例大祭での賑わい行事に高座渋谷手作り甲冑隊(大津嘉久会長)が参加し、境内や周辺で鎌倉時代武将の時代絵巻を披露した。
約20人の隊員らは9月19日の昼ごろに到着し、ボール紙で制作した彩り豊かな手作り甲冑を身に着けた。神殿前でお祓いを受けた後、「相模国 歴史の街 渋谷庄司重国 高座渋谷商店会」「相模国 大和市 高座渋谷手作り甲冑隊」と記されたのぼり旗を手に持ち、屋台などで賑わう境内や隣接するイベント会場などを練り歩き、事前に用意した歴史に関連する資料を配布しながら大和市の高座渋谷を紹介した。来場者からは歴史についての質問や記念撮影依頼などもあり、人気を集めていた。
地名つながりで交流進む
「渋谷」の名前が共通する高座渋谷と東京の渋谷。郷土歴史家でもある大津さんは「渋谷の庄司・重国は鎌倉時代の武将で、大和市、綾瀬市、藤沢市を含む66郷の広さを庄司として治めていました」と語り、「渋谷の町名は渋谷の庄司・重国に由来しています。渋谷氏の系図によると重国は相州(神奈川県)渋谷に住み、武州(東京都)渋谷は知行地と記されています」と両者の関連性を説明する。
高座渋谷駅周辺で今春開かれた歴史散歩イベントが縁となり始まったこの地域交流活動には、大和法人会渋谷支部や高座渋谷商店会らが参加している。祭り会場には大和の子供達が作成した行灯も飾られた。甲冑隊は山車が3年に一度、渋谷駅周辺を巡行する来秋の例大祭にも出陣する予定だ。
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