写団さくら会の会長として、桜丘学習センターで11月に50回目となる写真展を行う 小西 邦夫さん 福田在住 72歳
受継ぐ伝統、仲間と未来へ
○…アマチュア写真家サークルとして25年前の結成以来、年2回必ず続けてきた写真展。今年11月の開催が節目の50回目となる。「規約や運営方法など、諸先輩方が最初にしっかりサークルの基礎を作ってくださった。それに沿ってやってきたからこそ、50回目を迎えられました」。会員23人。高齢化やメンバー不足など、多くのサークルが活動継続に苦心するなか、「一定数以上の会員がいて、全員がしっかり活動や作品を出品しないと、サークル活動や写真展は続けられない。仲間をはじめ、多くの方の協力に感謝です」
○…25年ほど前から趣味で風景写真を撮っていたが、さくら会に加入したのは17年前。地元でサークルの写真展を見たのがきっかけだった。当時、数多ある写真サークルの中で、さくら会を選んだ理由を「作品数も多く、写真展の雰囲気もよかった。なにより、『ああ、このサークルはいいなあ』という感覚がありましたね」と、振り返る。その5年後には会長となり12年間、伝統を受け継ぎ、会の運営に心を砕いてきた。
○…出身は愛知県の知多半島。小中学校では児童会長や生徒会長を務めるなど、文武両道だった。父親の転勤で、高校からは千葉県へ。進学した東京の大学では、ワンダーフォーゲル部に所属。休みのたびに、登山や山歩きのため、南アルプスや奥秩父、北海道、九州などに足を運んだ。就職したのは本社が横浜、厚木に工場を持つメーカー。どちらにも通勤しやすい場所を探す中で35年ほど前、現在の福田に居を構えた。
○…現在は妻、長女との3人暮らし。高校野球県予選の観戦や、ひいきの中日ドラゴンズを応援すべく、大和スタジアムや横浜スタジアム、神宮球場などに足を運ぶ。3人の孫の話題になると、目じりが下がっておじいちゃんの表情に。座右の銘「継続は力なり」。その言葉を胸に、30年、35年をめざし、メンバーと共に未来へと歩みを進める。
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