市内深見に藍染の作品作りを行っている夫婦がいる。相原國夫さん(70)と定子さん(70)夫妻による趣味の域を超えた藍染が町内で話題を呼んでいる。
相原さん夫妻が藍染を始めたのは7年前。足柄上郡松田町に住む息子夫婦にすすめられ、寄(やどろき)で開催された体験会に参加したのがきっかけだったという。
「染めて、広げた時のワクワク感がたまらない」と寄藍染の会に夫婦で入会。月1回足を運び、その技術を習得していった。「本格的な作品を作りたい」と翌年には、瀬谷区の畑で藍の栽培をはじめ、染料作りにも熱中するように。「真夏に葉を刈り取る作業はひと苦労。でも、自分で育てた藍だからこそ愛着がわきます」と定子さん。
染める作品も、手ぬぐいをはじめ、ストール、エプロン、Tシャツとバラエティーに飛び、基本の絞りのほか、糸や板締めなどを応用した凝った模様もプロ顔負けの仕上がりだ。作品は南林間文化祭など市内のフリマにも出品している。「愛用してくれる方がいることが励みになる」と國夫さん。完成度が高い仕上がりに、遠方から新作を求めて訪れるファンも多いのだとか。
相原さん夫妻は「藍染の世界は奥が深く、魅力は尽きない。なにより年をとってから夫婦一緒で取り組めることがあるのは本当に幸せ」と『あい』を語った。
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