昨年末の暖冬傾向から一転、1月10日から11日にかけて積雪を記録するなど急速に気温が下がり、空気も乾燥していることから、大和市内でもインフルエンザの流行が始まっている。1月25日時点では、市内小学校のうち16クラスで学級閉鎖が行われている。
大和市と綾瀬市を管轄する神奈川県厚木保健福祉事務所 大和センター(大和市中央)によると、昨年末の12月28日から今年の1月3日の1週間に定点医療機関から報告されたインフルエンザの件数は2件。管轄エリア内の対象医療機関の総数で割った、1定点医療機関当たりの報告数は0・29だった。
それが翌週の1月4日から10日の期間には、報告数が12件、1医療機関当たり1・20となり、11日から17日には43件、3・91と約3・5倍まで急激に増加した。流行開始の目安は、1医療機関当たりの報告数が1を超えた場合とされており、大和市や綾瀬市でもインフルエンザの流行が始まったとみられる。
昨冬シーズンは、11月から報告数が増え始め、12月から2月にかけてピークを迎えており、およそ2カ月遅れている。
学級閉鎖16クラス
大和市内の小学校では1月18日、今冬シーズンでは初めてとなるインフルエンザの感染による学級閉鎖が福田小で行われた。昨シーズン、市内小学校でインフルエンザによる学級閉鎖が最初に行われたのは2014年11月だったので、こちらも2カ月遅くなっている。
その後も、1月25日までの間に、草柳小で7クラス、大和小で3クラス、北大和小で2クラス、深見、南林間、文ヶ岡の各小学校でそれぞれ1クラス、インフルエンザの感染による学級閉鎖が行われており、その数は7校16クラスに及んでいる。
市では市立小中学校の学級閉鎖の状況をホームページで随時公開。予防策として、外出後のうがいや手洗い、バランスの良い食事と十分な休養、室内湿度を50から60%に保つこと、外出時のマスク着用などを呼び掛けている。
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