前年に誕生した男児の名前を書いた凧(たこ)を揚げ、健やかな成長を願う風習「祝い凧」。市内で唯一受け継がれている大和市上和田の宮久保地域で、今年も新たな凧が完成し、5月4日の「凧あげの集い」(鹿島建設(株)跡地)で披露された。
今年の新凧披露には、大和南高校(内藤通昭校長、生徒数944人)の剣道部、書道部、生徒会本部役員の生徒や教員らも参加。「宮久保凧あげ同好会」(神谷榮一会長・15人)の指導の下で制作した、1m四方の3つの凧を揚げた。
同好会のメンバーの合図で生徒が手を離すと、凧は風に乗り勢いよく上空に舞い上がった。この日は前線の影響で強風が吹き、凧が錐もみ状態で回転して落下しそうになる場面も。同好会のメンバーが凧糸を操る生徒たちに「糸を伸ばして」などと次々に声をかけ、手助けをした。南風に乗って約100mの上空に到達すると、観客から拍手がわいた。生徒らは「自分たちの凧が揚がって嬉しい」と笑顔をみせていた。
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