重い心臓病を患った迫原大輝君(下鶴間在住、1歳6カ月)のアメリカでの心臓移植を支援するため、今年1月に発足した「だいちゃんを救う会」。これまで多くの支援が寄せられ、5月13日時点で約2億5千万円が集まった。会では目標額3億2千万円の一刻も早い達成に向け、募金活動を続けている。
大輝君は2014年11月生まれ。15年7月に突然、重度の心不全に陥り一命はとりとめたものの、拡張型心筋症との診断を受けた。心臓移植のほかに元気を取り戻す術がないという。
現在は東京大学医学部付属病院に入院、補助人工心臓で命を繋ぎながら、心臓移植を待っている。しかし、人工心臓を付けての待機は1年から長くて2年とされており、さらに感染症や血栓による脳こうそくのリスクもあることから、一刻も早い移植が求められている。
一方で、国内で移植を受けられる可能性は極めて低いため、大輝君の両親はより可能性の高いアメリカでの移植を希望。ニューヨークのコロンビア大学医学部付属病院が受け入れを承諾したことから、渡航に向け募金活動が始まった。
必要な金額は医療費や医療専用飛行機のチャーター代など、総額3億2千万円。募金活動開始以降、市内だけでなく全国から多くの支援が集まり、現時点で約2億5千万円が集まった。
会では1日でも早く大輝君をアメリカへと送り出すため、残り7千万円の早期達成に向けて活動を強化。5月14、15日に開催された市民まつりでも募金を呼びかけたほか、これまでの募金箱、銀行振込に加え、クレジットカードなどを利用したウェブ経由での募金受付も始めた。また、県庁、市役所に続き、5月20日には厚生労働省でも会見を行い、呼びかけを行う。
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