やまと国際オペラ協会(長谷部浩士会長)は7月23日、渋谷学習センターで音楽文化講座「『第九』を楽しむために」を開催した。
同協会は、音楽の中でも敷居が高いと思われがちなオペラを身近に感じてもらおうと市民向けの講座を企画しており、今回は2回目。
当日は約40人が参加し、講師であるドイツ・オペラが専門の東京工業大学教授・山崎太郎氏が、「第九」のシラーの原詩に焦点を当てた講座を行った。
講座は、当時の絵画を見たり、「第九」を聞いたりしながら山崎氏が丁寧に解説する、オペラ初心者にも分かりやすい内容。シラーの詩が持つ多義性やドイツ語の詩の「韻」の構造を学び、参加者はメモを取りながら真剣に話を聞いていた。
長谷部会長によると、オペラを歌ったことのある人でも、詩の意味や構造まで深く学ぶ機会は少ないという。そのため、「オペラ通」の参加者にも収穫の多い講座だったようだ。
同協会は2015年に発足し、現在合唱団員は100人ほど。12月に新施設「やまと芸術文化ホール」で講演「やまと第九」を予定している。
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