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大和版 公開:2016年9月23日 エリアトップへ

大和警察署の新署長として地域を守る 石川 光美(みつよし)さん 市内在住 58歳

公開:2016年9月23日

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「市民目線」でよりよい街に

 ○…9月5日付で大和署長に着任し、県下最大となる400人以上の署員を率いる。着任時のあいさつでは、風通しのよい職場にすること、市民の立場に立つこと、それぞれの役割を果たすことの3つを伝えた。「事故事件が多い忙しい署だからこそ、市民目線で動くことを忘れてはいけません」と力強く話す。

 ○…「市民目線の警察官でありたい」という信条は、この職を目指す契機となった出来事に強く影響を受けたものだ。小学6年生のとき、旅行で不在の隣家からバタンという不審な音が聞こえ、家族で警察に連絡。警察官が調査して異常がないと分かると、余計な通報をしたと感じ、怒られることを覚悟したという。しかし警察官は、予想に反して感謝の言葉を述べた。「防犯意識を持っていてくれてありがとうって。こんな言葉をかけられる仕事ってすごいなと思い、それから将来の夢は警察官以外考えられませんでした」

 ○…長年「警備畑」を歩んできた。2002年の日韓W杯では、対策室の立ち上げから決勝戦まで6年間担当。アテネ五輪では、現地で1カ月間警戒にあたった。国の枠を超えた貴重な経験が、現在にも生きている。「経験則に頼ってはいけないと常日頃から思っています。いつも『想定外』の連続でしたから」。大和署管内で憂慮しているのは、県下ワーストの発生件数となっている振り込め詐欺。「高齢者から金を奪うだけでなく精神的苦痛を与える犯罪は許さない」と鋭い眼差しが決意を物語る。

 ○…暇があれば本を手に取り、読書量は年100冊以上。「もはや活字中毒です」と頬が緩む。知的好奇心からだけでなく、良い文章に触れ警察官として必要な書類作成能力を鍛えるために読むという抜け目のなさ。自身を育ててくれた組織に恩を返すため「部下には武勇伝ではなく失敗談を伝えていきたい」と、ここでも相手の目線に立つ生き方が垣間見えた。

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