寄 稿 熊本地震、中岳噴火で見えること 民進党 大和市議会議員 古谷田 力
去る10月17、18日、熊本県阿蘇市に復興支援寄付金及び災害ボランティア活動として被災地を訪れました。5月17、18日に続いて2度目となりますが、熊本上空から見た光景は、5月と変わらず屋根にブルーシートがまだ多く存在し、復興がなかなか進まない現状を認識しました。
熊本空港からレンタカーで阿蘇市役所へ、向かう途中、歩道が白くなりはじめる。中岳噴火による火山灰だ。阿蘇市役所に降り立った時、硫黄の臭いが漂い噴火を実感した。宮川副市長、和田総務部長と面会し、お話を伺いました。「地震による道路復旧、家屋倒壊の片づけがまだ終わらんのに…」苦しい胸の内を語ってくれました。市役所入口横には降灰所があり火山灰の土のうが山積みになっていました。地震と噴火による火山灰でWショックですが、と和田部長が前置きし、「一つ言えることは自助、最後は自分の力が大事です」とイザという時のための備えが重要であることを訴えていました。
2日目、阿蘇YMCAの紹介で、阿蘇市一の宮町のイチゴ農家、JA阿蘇園芸連絡協議会副会長 岡田留里子さんのイチゴ農地の火山灰撤去のお手伝いをしました。降雨後の火山灰は固まっており取り除く作業は困難を極め、また作業中は細かい灰でマスクを着用しないと鼻と喉を痛めてしまう。阿蘇市ではボランティア活動後に市内の温泉施設約10か所で無料チケットを配布、市が助成しています。
大和市地域防災計画にも噴火による火山灰が明記されていますが、ゴーグルやマスクの配布、また市内の方や市外県外ボランティアが埃まみれになって活動した後の入浴など市が支援できるよう取り組む課題はあるのではないでしょうか。
これからも復興支援の輪を広げて人と人とを繋げていきたいと思います。
古谷田力
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