西つるま保育園(入野多加子園長)で12月12日、柏木学園高校の1年生6人が園児に向けた防災教室を行い、地震から身を守るすべを伝えた。これは初の試みで、主催の一般社団法人やまと災害ボランティアネットワーク(市原信行代表理事)が地域の保育園と高校をつなぎ実現した。
当日は高校生が放課後などを使って考案したクイズや寸劇を披露。寸劇では、地震を起こす「鬼」に対して、屈んで両手で頭を守る大切さを伝える「ダンゴムシのうた」を皆で一緒に振り付きで歌うことで「退治」した。
楽しく、わかりやすく学べる内容で、園児たちは興味津々。「地震が起きたら何をかぶるか」といったクイズでは、「防災ずきん」と元気いっぱいな声で即答していた。
寸劇などを中心になって企画した荻野ひかるさん(15歳)は「中学生のときにも防災教育の活動をしていたので、今回防災教室ができて光栄に思う。園児たちの反応もよく嬉しかった。引き続き防災について考えていきたい」と笑顔で話した。主催の市原代表理事は「初の試みだったが、園児は楽しく防災を考えてくれたと思う。この活動を定着させていけたらいい」と手応えを感じていた。
2017年度は、県内各地で同様の教室を展開する予定だという。
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