創立20周年を迎えた商工会議所異業種交流会の会長を務める 高橋 幹雄さん 市内福田在住 59歳
糸の交わり、さらに密に
○…20周年を迎えた商工会議所の会員らで作る異業種交流会の7代目会長を務める。活動は、総会や年に3回の定例会、研修、イベント参加、懇親会など月に1度の催しを企画する。会員同士の情報交換や親睦を兼ねた視察や勉強会を催すことで「異業種同士のコラボレーションにまで発展すれば」と期待を込める。活動の根本は「地域経済の発展。町おこしのため」だ。
○…生まれは早咲きの桜で有名な静岡県河津町。「ちょうど今すごいでしょうね」と懐かしそうに微笑む。就職が決まり大和へ移り住んだ。当初は営業職として働いていたが、通信教育で学んだコンピューターに興味が沸き、期を同じくして社内にOA事業部が新設され、そちらに異動。大和の市立病院のコンピューターのメンテナンスなどを請け負った経験もある。
○…母親の死に直面し、「視野が狭かった」自分自身に気づく。税金のこと、年金のこと、自分や家族の将来のことを真剣に考え、ファイナンシャルプランナーの資格を取る。解らないことが解るようになると「自分の興味を満たしていくことが面白くなり」、社労士の資格まで取得。ついには独立・開業にまで至り、今年で10年目になる。現在は神奈川県社会保険労務士会厚木支部の副支部長も務めるなど、大きな存在になっている。忙しい日々の楽しみはお酒。「歯磨きは忘れても、晩酌は忘れない」というほどの愛飲家。愛犬の散歩も気分をリフレッシュさせてくれる楽しい日課の一つだ。
○…会の通称「ファイル60」は設立で集まった60社が一つにまとまることを思ってつけられた。今、会長として、縦糸と横糸が交わるように、世代や業種などで区分された各業界や団体をつなげる役割を担えれば、と考える。イメージは中島みゆきの代表曲の一つ「糸」。世代や業種を超え、異業種で交わった糸が織りなす布は、きっと大和市の未来を温めうるに違いない。
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