大和市は、共働きや一人親家庭の増加に伴う子どもの「孤食」を減らすため、主に小中学生を対象に無料か安価な料金で食事の提供を行う「子ども食堂」を運営する3団体への補助金交付を決定した。
対象団体は、特定非営利活動法人地域家族しんちゃんハウス「子供食堂はぐく」(南林間/【電話】046・275・7955)、社会福祉法人県央福祉会「こども食堂ハルテ」(西鶴間/【電話】046・279・6700)、特定非営利活動法人さくらの森・親子サポートネット「わにわに食堂」(上草柳/【電話】046・259・5206)の3つ。
この3団体は、3時間以上の子ども食堂を月1回以上実施し、1回あたり10食以上の食事を提供していく。補助金は運営にかかる食材費や光熱水費などに充てる。子ども食堂は、子どもと地域の交流も目的であるため、パンやおにぎりのみなどの簡易な食事提供ではなく、調理や配膳、後片付けなどを手伝ってもらいながら交流を深めていく。
補助額は1回あたり1万7千円。月4回、年間48回を上限としている。市は、毎月団体側から提出される報告書などで内容を把握。今年度予算では4団体分の補助金額を確保している。
市こども・青少年課は「補助金での支援のため、運営者の自主性を重んじ、特徴を生かせる。今後は利用者の声も踏まえながら進めていきたい」と話した。
補助金交付決定に先駆けてしんちゃんハウスで1月に行われた子ども食堂では、カレー、サラダ、ヨーグルトを提供。子ども達は笑顔で食事を楽しみ、おかわりをする姿もみられた。
子ども食堂の実施日時や利用法の詳細は各団体へ。
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