今年に入り振り込め詐欺の被害が急増している。4月末時点の累計で、神奈川県内の認知件数は597件と昨年同時期に比べ221件増と約1・6倍のペースで発生、大和警察署管内でも36件と昨年の同時期より10件多い被害が出ている。
神奈川県内での被害総額は約13億5200万円で約1億8100万円の被害増。発生件数のうち、いわゆる「オレオレ詐欺」が3分の2(394件)を占める。また還付金等の詐欺は127件と前年(62件)から倍増。キャッシュカードを直接だまし取る手口が増加傾向にある。
大和警察署管内では件数が増加しているものの被害金額が500万円ほど減少しているが、これは100万円以下の少額被害の多い還付金詐欺が増加しているからではと分析している。
一方で、県内では4月末までに500件の阻止に成功。大和警察署でも金融機関のATMに警察官を配置などが奏功し、振り込む直前で阻止するなど、被害を未然に防ぐ件数も増えているという。「ただ、だまされる直前までいっていることの証。信じる人が多いということ」と頭を悩ます。
被害の現状を受け、5月11日には、大和駅前でサギ撲滅キャンペーンが実施された。警察や行政、防犯団体から約30人が出て、啓発用のチラシなどを配布。また、サギ撲滅ソングを歌うシンガーソングライターのkaho*さんによるステージも行われた。
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