70回目となる2017年度神奈川県民功労者表彰の受賞者43人が発表され、大和市から、大和商工会議所会頭の宮東悠さん(80)と大和市医師会の元会長・大橋俊文さん(68)の2人が選ばれた。
表彰は、団体や地域の活動などを通じて社会福祉、保健衛生、産業・経済、教育・文化、生活環境などの各分野で長年にわたり活躍し、特に優れた業績を上げた人に贈られるもので県の最高表彰の一つ。
中小企業支援継続に注力現大和商工会議所会頭 宮東 悠さん
宮東さんは1937(昭和12)年の東京生まれ。若い頃から独立志向が強く、手に職をつけるため18歳で菓子職人になるべく修業を始めた。26歳から30歳までヨーロッパで研鑽を積んだ後、35歳で自分の店「クドウ洋菓子店」を開業。店舗の拡張などのため2度の移転を経て、現在に至る。
独立後すぐに当時の商工会に入会。以後、会員として「どっぷり浸かっている」。商工会から商工会議所に組織変更となった際に会議所の議員となり、商業部会の2代目の部会長も務めた。副会頭を1期(3年)務めたのち、会頭に。昨年11月に2期目のスタートを切った。昨年新会館に移転、減少傾向だった会員数も増加に転じている。「イベントや相談会等どんどん利用してほしい」と呼びかける。
地域医療に「誠心誠意」元(公社)大和市医師会会長 大橋 俊文さん
大橋俊文さんは1949(昭和24)年栃木県生まれ。医師を志したのは幼稚園の頃。幼少の頃、病弱だった大橋さんを、かかりつけの医師はオートバイに乗って往診に来てくれた。「ドドドドッっていうエンジン音を聞くだけで治る気がした」
というほど信頼を寄せた。
82年に深見台中央医院を開業、今年35周年を迎えた。医師会では現在顧問を務める。消化器科が専門だが、地域医療を守る医師として何でも診る。常に心がけているのは「誠心誠意な取り組み」だ。
「地域医療には継続性も大切」との思いは、長男・次男が市内で開業し、体現してくれている。「ありがたいし、信頼につながる」と目を細めた。
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