神奈川県県央地域県政総合センターでは、毎年6月の環境月間にあわせて、環境保全と工業保安の分野で顕著な功績をあげた団体や個人を表彰している。このほど今年度の19の受賞者が発表され、大和市内からは「美化運動功労」に柳橋老人会「きずなクラブ」が、「高圧ガス保安功労者」に市内福田在住の嶋田淳さん(50歳)が選ばれた。
「きずなクラブ」は、2005年に結成された柳橋地区の老人会。地区内の公園や公道ロータリーの除草、花壇整備、清掃作業などの美化活動を長年にわたり行ってきたことが評価された。
約80人が所属するクラブの中で、美化活動に参加しているのは20人ほど。同クラブの齋藤武志会長(84歳)は「花壇を整備することでゴミのポイ捨ても減った。奉仕の心で楽しみながらやってきたので長く続けられたと思う。表彰は励みになります」と喜びを語った。
高圧ガス保安功労者として表彰された嶋田淳さんは、有限会社さがみの商事(綾瀬市)の代表取締役。高圧ガス配送車両の自主点検を率先して行うほか、防災訓練に積極的に参加して事故発生の抑制に努め、今回の表彰となった。「一生懸命取り組んでこられたのも、多くの方のサポートを受けられたからだと思います」と周囲への感謝を述べた。
嶋田さんは県LPガス協会の役員として高圧ガスを取り扱う綾瀬市内の14の企業をとりまとめ、毎年地震を想定した防災訓練を協力して行っている。「大地震などの災害が発生してもLPガス(プロパンガス)は復旧が早いため、活躍が期待されている。だからこそ、日頃の点検や防災訓練を怠ってはいけない」と活動にかける思いを話した。
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