8月7日(月)に開幕する「第99回全国高校野球選手権県大会」。高校球児憧れの甲子園に、今夏、大和市から東北の強豪校に渡った2人の選手が出場する。
プロ注目・三浦瑞樹投手(盛岡大附)
岩手県代表として2年連続10回目の夏の甲子園を決めた盛岡大附属高校。優勝決定の瞬間、マウンドを任されたのが背番号11を背負う三浦瑞樹投手(3年)だ。三浦投手は、柳橋小、引地台中出身。小学校で「大和中央クラブ」に、中学校で「横浜瀬谷ボーイズ」に所属。4歳上の兄を追いかけるように、盛岡大附属に進学した。甲子園出場は昨年の夏、今年の春に次いで3季連続となる。春のセンバツ大会では、大会連覇を狙う智弁学園(奈良県)を4安打に抑え、完投勝利。チームを初のベスト8に導く原動力となり、一躍プロからも注目を集める選手となった。
三浦投手は、父・実さん(52)から「最後はみんなで笑おう」と言われていたので「うれしかった」と甲子園出場の喜びを語る。甲子園では「教わってきたことをすべて出して頑張りたい」と全国制覇を目標に掲げた。母・純子さん(49)は「プレッシャーを感じると思うが、最後なので楽しんでくれれば」とエールを送った。
打率10割・川島嘉斗選手(聖光学院)
福島県代表の聖光学院は、劇的なサヨナラ勝ちで11年連続の甲子園出場を決めた。背番号14の川島嘉斗選手(3年)は、優勝が決まった瞬間、ベンチを飛び出し、涙で仲間たちと喜びを分かち合った。
川島選手は、予選の4回戦と準々決勝に代打で出場。タイムリー2塁打を含む2打数2安打1打点と活躍。甲子園でも代打の切り札など貴重な戦力として期待される。
文ヶ岡小の4年生から「桜森ベアーズ」で本格的に野球を始めた川島選手。光丘中時代は、三浦投手と同じ「横浜瀬谷ボーイズ」に所属していた。野球を始めた頃から、ユニフォームに憧れていたという聖光学院に進学。決勝戦には幼馴染がわざわざ福島まで応援に駆け付けた。優勝が決まっても喜びは一瞬。「すぐ、厳しい戦いが始まる」と気を引き締める。甲子園では「いつでも準備はできている。自分自身のやるべきことを全力でやるだけ」と力強く語った。父・貴雄さん(43)は「野球を始めた頃からの夢。大暴れして」、母・美和子さん(43)も「自分のできることを全力でやりきってほしい」と激励した。
両校の対戦相手を決める組合せ抽選会は本日4日(金)に行われる。両校には東北勢初優勝の期待がかかる。
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