大和版 掲載号:2017年9月1日号
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災害時には情報収集や連絡などを担う大和アマチュア無線クラブの会長として活動する石井 孝弘さん福田在住 73歳

無線で地域防災一翼担う

 ○…大和市との協定に基づき、災害時には無線を使って市内各地の被災状況などを収集し、市へ情報提供する大和アマチュア無線クラブ。その会長職を2年前から務める。先日の市総合防災訓練「防災フェスタ」にも会で参加。「市内各地や市外にもメンバーがいるので、そのネットワークを活かして公だけではカバーできない場所や情報をフォローしていきたい」。東日本大震災後には、アマチュア無線による情報交換や発信が支援活動に役立った。その事例を念頭に置く。

 ○…免許を取得して無線機を購入し、アマチュア無線を始めたのは30代半ば。翌年、現在のクラブにも入会した。当初は聴く専門も、しばらくして初めて自身も電波を発信。それに応答したのが北海道の人だった。その後、「自分の電波がどこまで飛ぶのだろう」と外国の愛好家との交信も開始した。思い出に残るのは南極にある昭和基地とのやり取り。「数あるコールの中で、自分宛てに応答があったときは感動しましたね」。満面の笑顔で振り返る。

 ○…東京・世田谷出身。中学生のころには、秋葉原に出かけては電気部品を購入し、ラジオなどを組み立てた。「自作のラジオを親にプレゼントして、とても喜ばれたんだ」と、懐かしそうに目を細める。工業高校電気科から芝浦工業大学電気工学科へ進み、都内で船舶の電装品などを製造販売する会社に就職。漁船やタンカーなどの電灯や各地の灯台、大阪万博「太陽の塔」のライトなど、照明をはじめとした製品の開発や設計、販売に携わった。

 ○…2人の息子は独立し、妻と二人暮らし。大学生の頃には北海道を一周するほどのバイク好き。パソコンも30年前から始めるほどのユーザーも「最近は忙しくて全然」と苦笑い。自治会長をはじめ、地域活動関連の肩書きは多岐にわたる。座右の銘は「信頼」と「健康」。「どちらも、これがなければ何もできなくなる」。その思いで活動に取り組む。

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