大和警察署管轄内の1月から7月までの振り込め詐欺件数は56件で、昨年の同時期(42件)より被害件数が増加した。中でも、市職員などをかたり「還付金がある」と電話をかけてだます「還付金詐欺」の被害件数は5倍に増えた。
被害件数が大幅に増えている「還付金詐欺」は、電話で市役所や税務署の職員をかたり、「医療費の還付金があります。今日までの期限なので早くATMに行って手続きをしないとお金を受け取れなくなる」などと言って無人ATMへ連れ出すというもの。今年7月末までに16件の被害があり、昨年同期間の被害件数(3件)を大きく上回った。
依然多い「オレオレ」
振り込め詐欺には【1】オレオレ詐欺【2】還付金詐欺【3】架空請求詐欺【4】融資保証金詐欺がある。うち、一番多いものはオレオレ詐欺。昨年同期間より5件減ったが、27件の被害があった。
全体の被害件数は増加したものの、被害額は昨年に比べて1300万円減少した。大和署では「還付金詐欺は振り込み上限のある無人ATMを利用するため、1件あたりの被害額が直接手渡しする詐欺に比べて少ないためではないか」と分析する。
他にも市内では、有名百貨店社員をかたり「あなたのキャッシュカードが不正利用された」と電話があった後、金融機関職員を名乗る者から「カードを停止するため暗証番号が必要」と情報を聞き出す例も多数報告されている。
不審な電話は、大和警察署(【電話】046・261・0110)または市役所振り込め詐欺相談窓口(【電話】046・260・7970)へ。
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