トルコのサムスンで開催された聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」に女子バレーボール日本代表として出場した三浦早苗さん(市内上和田在住・31歳)が10月2日、大木哲市長に優勝を報告した。三浦さんは長身を生かしたブロックを決めるなど、4大会ぶりの金メダルに貢献した。
1924年に始まったデフリンピックは、聴覚障害者のオリンピックとして4年に1度開催されている。今回は108人の日本人選手が参加し、過去最高となる27個のメダル(金6、銀9、銅12)を獲得した。
三浦さんは今大会3試合に出場。ミドルブロッカーとして170cmの長身を生かした得意のブロックを決めるなど、4大会ぶりの優勝に貢献した。
全てストレート勝ち
4年前の前回大会では銀メダルに終わり、狩野美雪監督のもと金メダルを目指していた日本代表チーム。チームでの練習時間の少なさからくる連携不足の課題も、大会前に毎日練習を重ねることで「チームワークは言うことないくらいよかった」と三浦さんは振り返る。今大会では決勝戦を含め、全てストレート勝ちで優勝した。
三浦さんは前回大会にも出場し悔しさを味わっただけに、喜びもひとしお。「念願の金メダル。優勝したことで、多くの人にデフリンピックを知ってもらえて良かった」と話した。
現在、ほけんの窓口グループ株式会社(障がい者アスリート職)で働き、東京都聴覚障害者連盟女子バレーボール部で選手兼コーチとして活動する三浦さん。今後は国内大会での優勝を目指すとともに、デフリンピックの知名度を上げるための活動もしたいという。
支えてくれる人のために
三浦さんは10月2日に市役所を訪れ、大木市長に優勝を報告。大木市長は「金メダルおめでとうございます。大和市は女性の活躍が目覚ましく、うれしく思います」と栄誉を称えた。また「どうやってプレッシャーをはねのけたのですか」と質問。三浦さんは「一人で悩まず、家族や仲間、近所の人など支えてくれる人の応援を力に変えて、その人たちのために頑張るという気持ちで臨みました」と答えていた。
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