10月25日に大和映像まつりを開催する「大和映像サロン」の会長 土屋 翁三(おうぞう)さん 市内深見東在住 76歳
笑顔をプロデュース
○…10月25日(水)に市保健福祉センターで大和映像まつりを開催するアマチュア映像制作サークル「大和映像サロン」の会長を長年務める。会員は一人ひとりが、原案・撮影・編集を全て単独で行う、いわば「ワンマンプロダクション」。「素人が素人の目で映像をこしらえるところに面白みがある。プロにはないぎこちなさや素朴さが魅力」と自信を見せる。当日は、市内を撮影したものから、過去の大災害を扱う重厚なものまで、笑いあり、涙ありの力作が一挙上映される。
○…自分の作品以外にも、撮影依頼は都合のつく限り引き受けている。学校のバスケ部の大会から市民サークルの発表会、元NHKアナ・吉川精一さんのミュージックビデオまでジャンルを問わずカメラを回す。採算度外視だが「自分を使ってくれる人がいて、誰かのために役にたてることが嬉しい。奉仕の精神です」と満足そうに微笑む。
○…製薬会社の息子に生まれた。父の影響で幼少期から写真は好きで、20歳頃に家族ビデオを撮影したことが映像制作のきっかけだった。28歳で結婚を機に会社の工場があった大和に転居。その後、工場の社員寮を中国人留学生に無償で提供していたことが縁で、日中貿易の会社を起こす。2001年から約10年間は単身北京に渡り著しい国の成長を肌で感じた。料理が得意で、海外生活も食には困らなかったそう。帰国後の現在は、1人3役の料理番組を制作するなど、興味の向くままに趣味の映像制作を続けている。
○…好きな言葉は、山本五十六の名言「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」。会長として、会員の作品は否定せず、良い所をほめて伸ばすことを徹底している。サロンは来年創設50年。「まだまだ撮りたいものがたくさんある。ジョークのある作品を作っていきたいなあ」。次のシーンはもう頭の中を駆け巡っているようだ。
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