地域の高齢者の生活を、地域で支援するため、つきみ野地区に「ハート公所つきみ野」が発足した。10月26日には、つきみ野自治会館で開所式を行った。
「ハート〜」は、つきみ野地区の4自治会、約1万8千人を対象に、生活支援が必要な高齢者と支援してくれる住民をマッチングさせるのが主な活動。
大和市では、2015年の介護保険法改正を受け、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で生活できる環境づくりを目指すため、地域包括ケアシステムの構築を目指しており、16年度から制度説明会を実施してきた。市内では、6月に南林間地区にたすけあい協議会が発足しており、「ハート〜」が2例目となる。
つきみ野自治会の会長で「ハート〜」の会長を務める山元哲夫さんは「地域の高齢者のニーズを把握し、サービスを提供してくれる人とマッチングさせ、高齢者の引きこもりを解消したい」と抱負を語った。11月には、つきみ野老人会とのワークショップを予定している。
式典には大木哲市長、木村賢一市議会議長、高橋政勝市社会福祉協議会会長、山田巳智恵市議が来賓として参加。挨拶に立った大木市長は「時代はこのような協議体を求めている。『神奈川県にハート公所つきみ野あり』といわれるように」とエールを送った。
式典終了後には、公益財団法人さわやか福祉法人の丹直秀理事が第2層協議体の役割について記念講演を行った。丹氏は「キーワードは参加と共生。支えあう仕組みを作るのだから皆の参加が必要。大多数の無関心の人にいかに関心を持って参加してもらうか。地域の『自分事』として捉えることが大切」と語った。
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