神奈川県は11月22日、第8回かながわ観光大賞の受賞者を発表、「やまとプロムナード古民具骨董市実行委員会」(山瀬喜三郎委員長)が審査員特別賞を受賞した。
かながわ観光大賞は、観光客の増加や地域活性化などに大きく寄与した事業者や個人・団体を表彰するもので、2010(平成22)年度から実施されている。市内では、一昨年の第6回で「中央林間手づくりマルシェ実行委員会」が優秀賞を受賞している。
「やまと骨董市」は「大和方式」と呼ばれる、行政や商工会議所、観光協会、駅前商店会などの協力と理解のもと、相鉄線の地下化により完成した大和駅東西プロムナードを会場に、1998(平成10)年4月から毎月第3土曜日に開催。以後、雨が降っても一度も休むことなく、先月までに236回を数える。ラジオCMを中心に広告出稿やメディア対応で、周知・集客を図った。出店者も来場者も日本全国から集まり、当初67店舗で始まった出店者は現在300に迫り、毎回約1万人の来場者が訪れる。今年20周年を迎え、5月には記念式典も行っている。
今回の受賞は20年にわたる骨董市の開催を通し、大和駅前の賑わい創出に寄与している点が評価された。
11月28日には神奈川県庁で表彰式が行われ、山瀬実行委員長が黒岩祐治知事から賞状と盾を受け取った。黒岩知事は「観光振興を進めるうえで地域を巻き込む創意工夫が大事。そのモデルになって」とエールを送った。山瀬実行委員長は「『継続は力なり』で、20年続けてきたことが評価されたのでは」と話す。「骨董市が観光の一つとなり、(骨董市を)ぐるっと回って2時間楽しんだ後、昼食に中華街、午後に鎌倉散策という観光ルートもできている」と大和の観光に一役買っている実例を紹介した。
なお年内最後となる納め市は12月16日(土)、朝6時から夕方4時。翌17日(日)にはtvkテレビの「カナフルTV」(午前9時30分〜10時)で、かながわ観光大賞を特集、骨董市の様子も紹介される。
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