大和市立病院は今年4月から、曜日を問わず夜間や休日の小児二次救急患者の受け入れを開始する。市立病院の常勤の小児科医は9年前(4人)の3倍に増加し、12人となる見込みだ。
輪番制から集約
日本の救急医療体制は重症度に応じて、一次(入院治療の必要なし)、二次(入院や手術が必要)、三次(重篤で高度な処置が必要)に段階分けされている。
大和市の小児科救急医療では、一次救急医療は大和市地域医療センターが全て担っているが、二次救急医療については小児科医師の不足から、これまでは大和市立病院のほか、桜ヶ丘中央病院、中央林間病院、大和徳洲会病院の4つの病院で曜日ごとに輪番制で受け入れをしてきた。
しかし市立病院では、地域の基幹病院としての役割を担っていることから、全ての曜日で小児二次救急患者を受け入れることが使命であると考え、体制を整えるために大学へ働きかけるなどして小児科医を確保。今年の4月からは小児科医が12人となり、曜日を問わず夜間・休日でも小児二次救急患者の受け入れが可能となった。ただし、内科については従来通り輪番制をとる。
「救急の適正利用を」
市では救急医療の適正利用のために、やむを得ない急病の場合を除き、できるだけ日中に、かかりつけ医に診てもらうことを勧めている。また、休日や夜間に急な病気で心配になったときは、救急受診が必要かどうかを相談できる無料の電話サービス「やまと24時間健康相談」(【電話】0120・244・810、24時間・365日対応、大和市民限定)が利用できる。夜間や休日に救急受診が必要なときは、まず地域医療センターを受診し、救急搬送の必要を考えるほど緊急度が高い場合や午後11時以降は、二次救急医療機関が対応する。
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