市文化創造拠点シリウスの健康テラスで9月20日、市民講座「聞こえとコミュニケーション〜認知症と難聴〜」が開催された。
講師を務めたのは、市内下鶴間に本社を構える補聴器メーカー・シバントス(株)の田中智子さん。当日は多くの参加者がつめかけ立ち見がでるほどだった。
厚生労働省が2015年に発表した認知症施策推進総合戦略「新オレンジプラン」では、難聴が認知症の危険因子として挙げられている。田中さんは難聴で陥るコミュニケーション齟齬の例を挙げ、「相手にわざわざ聞き返さなくても問題のない会話」こそが人間関係には大切と話した。また、難聴で会話についていけず、疎外感を持ってしまうことが認知症の発症や進行に影響するといわれると伝えた。
最後には、補聴器の聞こえ方体験が行われた。音を判別し聞きたい音だけ大きく聞ける最新補聴器の聞こえ方をヘッドフォンで体験し、参加者は「すごい」と驚きの声をあげていた。
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