神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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取材協力/海老名総合病院 医療レポートNo.7 「ゆずり合いにご理解を」 地域連携推進室の役割

公開:2011年6月24日

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左から医療ソーシャルワーカー新倉絵里子主任、推進室野口順子主任、池田弘室長、矢野明美看護係長、田所浩副室長(総合内科医長)
左から医療ソーシャルワーカー新倉絵里子主任、推進室野口順子主任、池田弘室長、矢野明美看護係長、田所浩副室長(総合内科医長)

 海老名市を中心に、綾瀬市、座間市など県央地域の「地域医療支援病院」に認定され、同地域における2次救急患者の受け入れ機関として日々「断らない救急」に努めている海老名総合病院。その中で、今回は入院、退院後の患者のあらゆる相談や支援はもとより、地域の医療機関と連携をとり、患者が安心して医療を受けられるよう医療機関や行政と患者とのパイプ役として活躍している「地域連携推進室」について取材した。

相談と連携

-業務内容について具体的にお聞かせください。

池田 大きく分けて2つの業務があります。1つは地域の医療機関と円滑に「連携」しながら患者さんと医療機関との仲介役になることです。もう一つは「退院支援」で、ソーシャルワーカーと退院支援看護師という2つの職種で対応しています。ソーシャルワーカーですが、老人保健施設などの各施設へ入所・転院される患者さんを含めさまざまな「相談」を受けます。退院支援看護師は「在宅」です。退院して自宅に帰る方で、引き続きまだ介護と治療が必要な方に退院後の道筋をつける業務を行っています。

-ソーシャルワーカーの具体的な業務は

新倉 退院にあたっての相談をメイン業務に、現在6名で応対しています。お受けする相談内容は退院に関わる金銭的な相談から、外国籍の患者さんの通訳手配まで、生活や受診に関わる相談を受けています。相談内容の8割が退院後の生活相談で、最近は在宅での生活よりも転院施設を希望する相談が増えています。しかし転院先はなかなか増える事がないので、受け入れ先を見つけるのが難しいのが実状です。

-退院支援看護師はどのような業務ですか

矢野 退院後の施設が少ないため、自宅へ帰らざるを得ない患者さん、また自宅で最期を迎えたいと希望する患者さんがいます。私たちはそのような患者さんの在宅に向けた支援を主な業務にしています。たとえば、酸素、点滴が必要だったり、寝たきりで床ずれのある患者さんなどに、あらゆる医療処置の指導を行っています。医療依存度の高い患者さんが安心して在宅で過ごすためには訪問看護師の支援が欠かせませんので、在宅患者さんからの相談を訪問看護師と連携しながら支援調整を行っています。

-ほかにはどのようなことが行われているのですか

野口 外来の予約や救急患者の受け入れ依頼への対応のほか、当院が保有している高機能の検査機器、CTやMRI、マンモグラフィなどを地域の医療機関の医師にも利用して頂いているので、その検査予約などです。また「顔の見える病院に」との考えから市民向けの健康講座を開催しています。この講座はこれまで16回の開催でのべ700人を超える皆様にご参加を頂いています。

-田所先生は推進室ではどのような役割なのですか

田所 今年から推進室に加わりました。推進室が行う業務の中で、さまざまな場面で医師として表に立ったほうが話がスムーズに進むであろうと思われるときや、医師同士のほうが良い場合の時の補佐役として加わっています。また問題点などをピックアップして、改善することで患者さんのためになる推進室作りの方向づけを行っています。

救える命を増やすために

-現在抱えている問題点はありますか

池田 長期入院です。そしてそれに関連して退院・転院への調整、その先の医療機関の圧倒的な数の不足です。急性期の治療が終わった患者さんの今後の行き先がなかなか見つからないためベッドが空かず、救急車の受け入れを断らざるを得ない場面があるのです。そうかといって在宅治療が十分にうけられるだけの訪問医が揃っていないのも実状です。現在当院平均の在院期間は13日。しかし転院の調整に2カ月を要するケースもあります。もしその時間を短縮できればその間に救急患者さんを4・5人救える計算になります。もちろん当院では入院患者さんに一番良い環境で退院・転院して欲しいのですが、金銭面、医療体制なども含め限られた医療資源でどう対応していけばよいかが今抱えている一番の問題です。多くの方は入院というその場になってみないとどうすれば良いかわからないと思います。ただし今後高齢化が進んでいくなかで、この県央地域の救急医療を崩壊させないためにも今の医療が置かれている現実を事前に知って頂き、ぜひともご協力をお願い致します。

矢野 これを機にご家族の中でご自身の「最期をどう迎えたいか」を元気なうちに一度考えてみてください。

新倉 介護保険制度がどういったものなのか、どのようなサービスが受けられるのかなども含めて事前に知っておくといざという時に慌てずに済みます。そういったご相談にも対応できますのでお気軽にご相談ください。

-今後の取り組みについてお聞かせください

池田 現在入退院支援センター(仮称)の開設を進めているところです。これは入退院をコントロールし、医師、看護師、ソーシャルワーカーが連携して患者さんのスムーズな入退院を促し、ストレスのない本当に必要な医療の提供を目指していきます。

田所 わからないことや不安なことがあれば早めに直接窓口へご相談ください。ソーシャルワーカーが情報提供など対応させていただきます。

連携室から読者の方へ

一同 これを機に地域連携推進室を利用してください。また皆さまが幸せになるためにも、海老名を中心とした地域の救急医療を守るためにも現在おかれている当院の現状にご理解とご協力をお願いいたします。
 

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海老名市河原口1320

TEL:046-234-6529

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