海老名市内で熱中症患者の搬送件数が増加傾向にある。市消防本部によると6月中の搬送件数は4件、7月は15日時点で7件と、記録が残る平成13年以降、搬送件数が最も多かった昨年の同時期に比べても2倍近い状況だという。
熱中症は年齢に関係なく誰にでも起こる症状。中でも比較的、暑さやのどの渇きを感じにくいとされる高齢者が一人で換気が不十分な締め切った室内でエアコンや、扇風機を使わず我慢してしまい発症するケースが多いという。
めまいや頭痛、吐き気などの症状が出るが、症状に気がつかないうちに意識障害など重症化することも報告されている。
記録的な猛暑となった昨夏は7月20日以降に搬送数が急増。9月までの4カ月間でその数は70件にのぼった。それまでに最も搬送件数が多かった平成16年の20件と比べても、昨年の搬送数が驚異的な数だったことがうかがえる。
自己予防を
今夏はこれまで過去最多となるペースで推移しており、同本部では「福島の原発事故から節電が求められる中、無理をしてしまい体調を崩す人が増えることが懸念される」とし、部屋に温度計を置いて適度な室温を維持することや、のどがそれほど渇いていなくてもこまめに水分を補給することなど、「自己予防の徹底」を呼びかけている。
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