任期満了に伴い11月13日の投開票で行われる海老名市長選挙に、元市議会議員で4年前の市長選にも出馬した渡部美憲(わたべよしのり)氏が無所属で立候補する意向を明らかにした。同選挙戦への出馬を正式に表明したのは渡部氏が初。現職の内野優市長も公言はしていないものの、3期目を目指す見通し。
本紙取材に対し渡部氏は「震災からの復興は被災地のみならず、日本全国にいま一度、原点から見つめ直し、これからの日本、自分たちの街を見直せと語っている」とし、「海老名も例外ではなく、10年ぶりの交付団体転落は明らかにそのシグナルと受け止めるべき。市制40周年を迎えた今こそ、将来のビジョンを明確に見据えるべき」と話した。
日本一の教育都市、日照権保障を視野に入れた自然エネルギー活用先進都市を目指すとしたほか、「給食の小中完全実施と中学の自校式給食化」「学童保育への公的支援の充実」「3世代が同居・近居できる環境整備」など、ソフト面の充実したまちづくりへの「転換」を訴えていくという。
渡部氏は昭和40年海老名市上今泉生まれの46歳。神奈川大学卒業後、一般企業で株式上場業務などに従事した。平成11年に海老名市議会議員に初当選し、市議を2期務めた後、前回19年の市長選に立候補。「女性副市長の登用」や「会社員経験を活かした行政改革」などを訴え1万9328票を獲得したが、1期4年の実績を強調した現職に破れた。【8月24日起稿】
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