被災地で支援活動をする整体師 佐藤 真士(まさし)さん 国分南在住 30歳
常に前を向いて
○…「恥ずかしながら、今まで全くボランティアに関心をもってなかったんです」。知人が被災地でボランティアをしていたことを知り、「自分に何かできないか」と6月の始めに同行。釜石市や大槌町などに物資を届け、避難所では施術も行った。「360度見渡す限り何もなかった。ただ家の土台だけが点々として、確かにそこに家があったことだけが分かりました」と言葉を詰まらせた。
○…「人の役に立つことがしたい」と整体師の道へ進んだ。数々の治療院で修行を重ね、海老名の地へ。「患者さんが『楽になった』と笑顔で言ってくれるのがめちゃくちゃうれしいです」と目を細める。自身が運営する施術院の名は、身体が楽になるきっかけになる「種」を植えるイメージで名づけた。
○…最近始めた登山が今のお気に入り。ウインタースポーツなどのアウトドアに興味があるわけでも、自然散策を楽しむわけでもない。ただ登頂したという達成感がたまらない。小学校から高校まで続けた剣道では2段を習得したが「手にマメができると施術に影響が」と現在は竹刀を置く。「全日本選手権などのTV番組は気になって観ます」。今は大好きな海外サッカーを晩酌しながらTV観戦するのが楽しみ。「あとTVゲームもちょっと…。指にマメができない程度にしてますから」
○…「大げさな事をしているつもりはない。自分にできることをやっているだけ。義援金を送ること、東北のお酒を飲むこと、物資を寄付すること、それも支援です」。足を運ぶたびに、少しずつ復興が前に進んでいることがうれしい。「いつか支援が終わるかもしれませんが、お金を落とすためにも、旅行したいですね。東北は海がきれいで、食べ物もおいしいですから」。後ろを振り向かず、常に前を向いて進むことを信条に、これからも多くの人の心を楽にするための「種」を一つづつゆっくり植えていく。
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