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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2012.01.06

「と金ネットワーク」の代表幹事を務める
後藤 充正さん
さつき町在住 61歳

土台を作る”いぶし銀”



 ○…老人福祉施設の利用者の相手となったり、夏休みのサマースクールでは子どもたちと触れ合ったりするなど、様々な活動を続ける将棋愛好家の集まり「と金ネットワーク」の代表幹事を務める。「目立つところは好きじゃないんですよ。駒で言えば、片方を攻めて、片方は守る”銀”の役目ですね」と団体を支える土台として、人のために動き回る姿勢がそこにある。



 ○…プロ棋士が教授する本格派の将棋部を会社で発足させた。その結果、日本将棋連盟認定の将棋指導員の資格を取るほどの腕前に。社内に留まらず、地域の人にも将棋を楽しんでもらいたいという想いで「と金ネットワーク」を立ち上げた。子どもたちを対象にした教室では詰め将棋などを通じ、将棋の面白みを伝える。答えを教えることは簡単だが、そこをぐっと堪え、子どもたちが正解を見つけるのをじっくり待つ。「解明した瞬間の子どもはキラキラと目を輝かせるんですよ。それを見るのが最高の楽しみですね」。机に身を乗り出して語る。



 ○…3年前に退職した会社では、商品リリース直前の品質チェックをしていた。リリース後の不良部分の責任は全て背負うという立場。あらゆる面からのリスクを考え、その商品が気に入られるかどうかを評価する役目。多額の開発費用をかけた商品でもストップをかけなければいけないため、新人時代から目上の人に言いたいことを言ってきた。責任感の強さは人一倍。



 ○…将棋の勝負の行く末は、敗者が「参りました」と自ら負けを認めるまでの戦い。「子どもたちには、この一言が辛いんですよ」。負けを認めたくないことで大声で泣き出したりする子もしばしば。「この一言が人を成長させるんです。自分もよく泣きましたから」。退職後は趣味一筋の第二の人生。「将棋人生は待ったなし。後悔のないよう、やりたいことを全力でやります」。どんな局面でも好手になる一手を前に進める。

 

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